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「不格好経営」を読んだ

3時間ぐらいで読んだ。相変わらず読むのが遅くて嫌になる。なんとかならないものか。読みながら頭のなかで本文に関連した自分の記憶を呼び覚ましてしまう癖があるようだ。

さて、以前から気になっていた「不格好経営」を読んだ。DeNAを創業した南場智子氏の自伝である。これだけ紆余曲折しながらもDeNAを一大企業へ押し上げた南場氏の人間的魅力と創業初期メンバーのバラエティ豊かさが詰まっている。

本書を読むまでそもそもDeNAが何をやっている企業なのか知らなかった。モバゲーの会社かーくらいの認識。DeNAの事業内容には特段興味はそそられなかったけど、企業風土はいいなあと思う。若手に責任のある仕事を”任せる”。失敗したらチームでフォローするし、さらに次の仕事が任せられる。新卒二年目の社員が「仕事ができるようになったとは思わないが、同じ研究室の誰よりもやってきたという自負はある(意訳)」と言っているあたりに人材育成に力が入っていることがうかがい知れる。

一方で、企業が普通に利益を出して、会社として運営できていることの凄さに感心したとのこと。確かに、大手企業が大手として機能してるのは凄いことかもしれないと思うようになった。大きくなりすぎた会社を機能させるために、部門を分け、その反動で意思決定が遅くなっているようなジレンマがあるのかねえ。 

以下気に入ったフレーズを

何かをやらかした人たちに対する対応は、その会社の品性が如実に表れると感じる。

チャームという要素があるのとないのとでは、人はつかむものが大きく違ってくるのではないだろうか。

今日明日のあなたの仕事ぶり、仕事に向かう姿勢こそが人脈を引き寄せるのだと伝えたい。

「選択」に正しいも誤りもなく、選択を正しかったものにする行動があるだけだと信じています。 

とくに最後は、昔から自分のモットーにもなっている主張に似ている。選択の正しさは自ら証明するしかないということだろう。自分の頭でキチンと考えて選択したら、あとは後ろを振り返らずに進む方がよい。「あったかも」のたらればに貴重な時間を費やすのはもったいない。本書にも出てくるが、いつ、突然宣告をうけるかもしれないからだ。人生は短い。

 

不格好経営―チームDeNAの挑戦