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読書メモ:ダントツにすごい人になる / 森川亮

ダントツにすごい人になる  日本が生き残るための人材論

はやくできるビジネスマンになりたいのに、入社した日から早くも3年が経とうとしています。とっても焦っていますが、そもそもできるビジネスマンってなんだ?ともやもやしていたときに平積みされているこの本を見つけ、手にとってみました。

 

 ▼なぜこの本を買ったか?

  • LINE株式会社 元CEO 森川亮氏の前作「シンプルに考える」がとてもおもしろく、2冊目もおもしろいのでは?という期待から
  • すごい人になりたいから

 

ダントツにすごい人って?
本書では「ダントツにすごい人」の条件を以下のように挙げています。

1. 新しい価値を生み、結果を出し続ける
2. 常に成長することをやめない
3. 「偉い人」にならない  (P.98)

とくに2.は、ダントツにすごい先輩をみていても強く感じます。言うのは簡単ですが、何歳になっても成長を止めない、新しい知識を入れ続ける姿勢を取り続けることは簡単ではないです。めちゃくちゃ難しいです。
社会人は目標があいまいになりがちなので、日々向上しようという意欲が薄れてきてしまうんですよね。+自分の時間が少ないので、効率よく成長することが重要かと。

 

3.については、その通りだと感じる主張を引用しておきます。やりたいことは、「今」やりたいんですよね。

「偉い人」が辞めるまでやりたいことはできないのだとしたら、それを待っている年月がもったいない。優秀な人が一生懸命働いて、管理職になってようやくやりたいことができると思ったら、もう定年が目の前。それではセミの一生みたいで切なくないでしょうか?(P.148)

 

▼「やりたい仕事」の幻想
森博嗣も「やりがいのある仕事」という幻想で論じているように、自分がやりたい仕事みたいなのを追っかけると結構危ないよというお話。大企業もベンチャーも経験している著者の言葉は、ちょっと肩の荷を軽くしてくれます。好きなことの延長ではなく、自分の力で社会に貢献できるものをやりたい仕事にするといいのか。

自分の力ってなんだ?ってのが次の疑問。すぐに回答されてます。

結局のところ、人の才能や能力にはそれほど差はありません。仕事に喜びを見出だせるかどうかで生産性は決まるのです。(P.39)

 

僕に限らず15卒あたりの若手は就活のときに「あなたのやりたいこと、成し遂げたいことは何か?」を問われているのですが、言葉が胸にグサグサきます。

自分がやりたいことをやるより、やるべきことをやったほうがいいということ。(P.27)

 

▼僕たちはどんな仕事をしていけばよいのか?

私が大企業で働いている人によく言うのは、出世をあきらめないと個人の成長はできないということ。(P.158)

社会に何かプラスを生み出すことが仕事です。つきつめると、ユーザーの生活を良くすることです。だからユーザーの声には耳を傾ける必要があるのです。ところが、出世しようとすると(大手の場合は特に)社内を向いてしまい、ユーザーとの距離が離れてしまいます。ユーザーから遠いところで成長しても無意味なんですよね。なんとなくMBAを取りに行ってしまいそう(偏見)。

 

日本人は「ちょっとしたイノベーション」を重視せず、「ものすごく大きいイノベーションを起こさないといけない」と考えている気がします。(P.21)

また、仕事を始めてからわかったことなのですが、社会は一気に変わったりしないです。世の中にインパクトを与える仕事とかほとんど存在してないです。iPhoneのようなインパクトはそうそう起こりませんよ。なぜならユーザーがついていけないから。

目の前のちょっとしたことを変えて、長い月日をかけてちょっとずつ社会は変わっていくのだと気づきました。初めから大きく全てをゴソッと、市場を取りに行くことなんてできないんですよね。そもそも、市場を作るところから始める必要があったりもしますし。


▼まとめ:ダントツになるための道程は長い
本書を読み通していく中で、「なぜダントツにすごい人になる必要があるか?」を考えました。僕の考えは2つ。1つ目は選択肢の多さです。ダントツにすごいほうが選べる未来が多いんです。2つ目は、選択肢を増やした中から、自分で決断できるからです。自分で道を広げて、自分で選び取る。そのほうが人生楽しそうじゃないですか。結構思想としてはシンプルなんです。


で、この本を読んで明日からダントツにすごい人になれるかといわれたら、当たり前ですがそれはNoでしょう。結局のところ努力努力努力なんです。しんどいですがそれが一番の近道なんだと思うことにします。


年始1冊目に読むには、気持ちが奮い立ついい本でした。

 

ダントツにすごい人になる  日本が生き残るための人材論

ダントツにすごい人になる 日本が生き残るための人材論